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文化財の紹介【国登録】有形文化財 朝明川砂防堰堤(T11-1)(T11-2)

ページID:0001035 更新日:2025年12月16日更新 印刷ページ表示

登録有形文化財 朝明川砂防堰堤

朝明川砂防堰堤
【国登録】朝明川砂防堰堤(T11-1)(T11-2)
【登録日】平成10年9月2日
【所在】大字千草

一の瀬練石積堰堤(T11-1)は、朝明谷の入口千草水力発電所の上に架かる一の瀬橋のすぐ西側にある堤長40m、高さ3.6mの堰である。練石積とは石を積み上げる時に、石と石の間をコンクリートで固める工法であり、大正11(1922)年、三重県下で初の施工であった。

堰の中央正面には「大正十壱年度砂防工事」と刻まれた扁額状の石がはめられており、かつてはその下に馬蹄型状の余水吐(余剰水の流出口)が設けられていた。

堰の真下は朝明渓谷を作る花崗岩の厚い岩盤が顔を出していて、堰の根元は強固な岩盤に切り込んで据えられており、大洪水時にも被災破損の痕はなく、今も健在である。

一の瀬空石積堰堤(T11-2)は、朝明谷を守護する山神の祠から約100m程上流にある堤長35m、高さ5mで朝明川本流の砂止め堰である。現地に転在の巨石を集約しそれぞれ個性のある石の顔を前面に出して、しかも急所を押さえて積み上げた技術はさすがで、割石して手を加えた間知石(四角錐台状の石材)には見られない力強さと風格がある。

この空石積の堰が、朝明谷本流の渓谷美を支え、景観美を高める役割を果たしており、この千草には近江の穴太石工に匹敵する程の石工が存在していたことを物語っている。