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救急車の適正利用と予防救急

更新日:2020年4月13日

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救急車の適正利用について

救急車の適正利用とは、決して救急車を使用しないで下さいということではありません。救急車は限りのある社会資源です。今ある社会資源を有効活用できるように、「重篤な症状が疑われる場合は、ためらわず救急要請をする」また、「日頃から自分でできる行動は自分でするという気持ちを持ってほしい」ということを啓発しています。

 

予防救急について

救急車で搬送された事例を分析し、町民の皆様に広報することにより、事故等の未然防止を図る「予防救急」の取組を推進しています。誰しも好んで病気になったり、けがをする人はいません。できれば、一生かかわりたくないものです。日頃からの予防措置として健康管理に加え、重篤な病気になる前に、無理せず、早めに医療機関に受診して下さい。また普段の生活に潜む「危険を予知」し、突然のけが等を未然に防ぎましょう。

 体調に異変を感じたときは早めに休息を

高齢者の予防救急チラシ(PDF文書/630KB)

救急搬送の状況

令和元年の救急出動件数は1598件であり、過去最高件数と比較すると0.6%の減となりました。成人は減少傾向にある一方、乳幼児と高齢者(65歳以上)の救急搬送が増加しており、平成20年から比較すると、乳幼児は約2倍の増加。高齢者は約3割の増加がみられます。


 

高齢者の急病に対する注意事項

事故種別で一番多いのは急病になり、高齢者の搬送の70%を占めます。
症状が出にくいため重症化する恐れがありますので、ちょっとした変化に気づくことが大切になります。

 いつもと違う症状があれば早めに医療機関を受診しましょう。

いつもと違う症状があれば早めに医療機関を受診しましょう。
掛かり付けの医療機関を持ち、自身の健康状態や病状などについて相談して下さい。


高齢者のケガに対する注意事項

転倒による救急要請が増えています。ちょっとした事で骨折することがありますので注意しましょう。転倒は手すりや電灯を付けるなど、ちょっとした工夫で事故を未然に防ぐことが出来ます。

家庭に潜む危険

家庭に潜む危険

手すりのない、階段や段差
うす暗い部屋や廊下
片付いていない部屋
濡れた脱衣所
 

 一般負傷年齢区分別発生状況

 年々増加傾向にあり、特に65歳以上の件数が増加しており全体の62%を占めています。

一般負傷年齢区分別発生状況グラフ
 

子どもの急病やケガに対する注意事項

乳幼児の救急搬送件数は103件でしたが、その約85%は入院の必要のない軽症によるものでした。子どものケイレンやぐったりした姿を見た両親が「慌てて通報してしまった」などの声も耳にします。いざというときこそ正しい知識をもって、落ち着いて行動することが大切になります。

椅子から子供が転落

こども救急についてチラシ(PDF文書/776KB)

病院が見つからない場合(夜間・休日に救急車を呼ぶほどではないが、治療を受けたいときに対応可能な病院を調べることができます)

電話で調べる方法は
「救急医療情報センター」 電話 059-229-1199
パソコンでの検索は

  「医療ネットみえ」(外部リンクです)

携帯版バーコード読み取り


 

急な子どもの病気等で相談したい場合(子供の病気・薬・事故に関することについて、医療機関の専門相談員に電話による相談ができます)

みえ子ども医療ダイヤル 電話 #8000
※ダイヤル式、IP電話など上記番号が使えない場合は059-232-9955。
※医療関係の専門相談員が電話相談に応じていただけます。
※19時30分~翌日8時00分の間、毎日利用できます。

※みえ子ども医療ダイヤル(外部リンクです)

 

全国版救急受診アプリ 

症状の緊急度を素早く判定。救急車を呼ぶ目安に。

QRコードを読み込むと緊急度を素早く判定し、利用できる医療機関や受診手段を知ることができます。

全国版救急受診アプリQRコード



 大事を小事にできるゆとり

大事だから「救急車を呼ぶ」ということは当たり前のことです。でも起こったことを一大事と感じるかどうかは人によって違います。要請の結果から見ても、心肺停止状態から指先を切ったりなどさまざまです。日頃からケガをしたときのために応急手当の方法を覚えたり、かかりつけ医の連絡先や病院を調べる方法を家族と確認するなど、いざというときに落ち着いて対応できるようになることが大切です。「大事を小事」としてゆとりのある行動ができるようになることが「適正利用」の一歩です。
 

普通救命講習会の案内

奇数月は第3土曜日、偶数月は第3日曜日の9時00分~12時00分に定期普通救命講習会を実施しています。町内在住、在勤されている中学生以上の方はどなたでも受講が可能です。
※現在は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、従来の心肺蘇生法とは異なる手順となります。詳しくは下記の手順書を参考にして下さい。

新型コロナウイルス感染症対応の心肺蘇生法手順書(PDF文書/8MB)

※災害等の発生により、講習会を中止することがあります。

申込・お問い合わせ先   

菰野町消防署
電話 059-394-3239
FAX 059-394-5766

 

 救急車適正利用啓発ポスター

このポスターは、9月9日の救急の日にちなんで、町内小学校5年生が「救急車の適正利用」をテーマに描いた作品を活用して作成したものです。これから大人になっていく子ども達に、ポスター製作を通じ救急車の役割や正しい使い方について考えてもらう機会になればという思いから企画したものです。
 ※今年度は新型コロナウイルスの影響によりポスター製作が実施できませんでしたので過去の作品を紹介します。

過去の作品
 令和元年度入選作品ポスター
令和元年度入選作品ポスター

 

平成30年度入選作品を使用した救急車適正利用啓発ポスター
平成30年度入選作品を使用した救急車適正利用啓発ポスター

 救急隊からのお願い

持っている病気のことや飲んでいるお薬の情報は、病院で治療を受ける際、とても大切な情報です。救急隊も、病気やけがをした人を搬送する際、本人や家族から確認しています。有事に備えて、日頃からかかりつけの病院を決め、持っている病気や飲んでいるお薬について話し合ったり、情報としてまとめておくことが大切です。病気やけがをした人からいただく情報は、医師に伝えることで、治療に役立つ重要な情報ですのでよろしくお願いします。 

 

担当 菰野町消防署  救急車適正利用推進 プロジェクト委員会

この記事に関するお問い合わせ 消防署 電話:059-394-3239 FAX:059-394-5766

このページに関する問い合わせ先

消防署
電話番号:059-394-3239
ファクス番号:059-394-5766