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【その他】廣幡神社の絵馬

更新日:2017年4月1日

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慶応2(1866)年
12代藩主雄永奉納の絵馬
【その他】廣幡神社の絵馬

廣幡神社には、拝殿に飾られている大小様々な絵馬・額がある。この絵馬・額は江戸から明治期のものが多く、本宮と庄部の御旅所合わせて110点あり、種類も多岐にわたる。

現在、神社で書く絵馬とはサイズ、使用用途が違い、大きく、装飾も立派な絵馬が多く奉納されている。絵馬には寄進した人の思いが込められ、例えば領下の安泰と市井の商売繁盛を願うものであったり、当時の人々の願いを知る手がかりとなる。藩主自ら書を認めたものや、藩士自らが絵を描いたものもある。

藩学校修文館の斉武場には弓場があって、毎年正月2日には射的の礼式が行われた。その結果を額面に表し奉納した「金的」、奉納された弓を額に飾った「弓額」、相撲興行に来た力士の手形や勧進元を書いた「相撲額」、珍しいものでは高度な算術の問題を和算家が解きその方法を絵馬に記して奉納した「算額」がある。この「算額」については、藩士の教養の高さをうかがい知ることができ、研究者が見学に訪れることもある。

もう一種「棟額」というものもあり、これは、菰野の各社が廣幡神社に合祀する際、各社の所蔵した棟札を板に書いて上棟に貼り付けたものである。棟札とは、各社の新築・改築の時の役職・大工・関係者を書いたもので、ここから当時の藩の役人、職人などの人物像がよくわかり、歴史の変遷を思い起すことができる。
 

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