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【その他】六谷遺跡
更新日:2017年4月1日
六谷遺跡の発掘状況
六谷遺跡は、朝明川の支流である田光川の左岸に形成された標高54m~55m前後で小島集落の南に広がる河岸段丘上にある。この遺跡は地元では、六谷山清月寺旧跡として知られ、「お鐘堤」「仏師谷」といった地名が残っている。昭和58(1983)年度県営圃場整備事業(八風地区)に伴う発掘調査で、遺跡は約30,000平方メートルという広範囲であることが判明した。
遺跡調査は昭和58年10月19日~同59(1984)年1月15日まで、約6,000平方メートルの範囲で実施された。その結果、縄文時代の遺構、奈良時代初頭の規則性をもった大型掘立柱建物群、平安時代末~鎌倉時代の四面廟(びょう)付の大型建物跡を検出、また、これに伴って土師器、須恵器、山茶碗類が多量に検出され、さらに少量の石器、柱跡も検出された。
昭和58年度の調査では、遺跡の一部しか実施されなかったが、この遺跡が縄文時代後期 (約3000年前)から鎌倉時代に至るまで、ほぼ継続的に営まれた大複合遺跡(各時代の遺構が存在する遺跡)と考えられ、北勢地方の歴史を知る上で貴重な遺跡である。
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