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【町指定】菰野藩主土方家墓地
更新日:2017年4月1日
有形文化財
【指定日】昭和49年11月26日
【所在】大字菰野
菰野藩土方家墓地は、近鉄菰野駅から南へ200mの見性寺境内にある。
寛永21(1644)年藩祖雄氏の菩提を弔う為に、2代藩主雄高が見性寺を創建した。
慶安4(1651)年雄高死没により見性寺山内に墓地を創設、延宝7(1679)年雄氏の妻玉雄院が死没すると、現在の東墓地に山腹を削り均平にして墓碑が建立された。元禄8(1695)年5月の集中豪雨の為に山腹が崩壊して墓碑が転倒、さらに宝永2(1705)年6月豪雨により再び倒壊する被害を受けた。その為、玉雄院の墓碑のみ残して、谷を隔てた西側の山腹を開き西墓地を造成し、雄高、3代雄豊、世外豊高の3基の墓碑を移した。この西墓地には歴代藩主と、その兄弟姉妹の墓碑26基が並んでおり、東墓地には玉雄院と4代豊義の妻巍光院の2基だけが残る。
なお、藩祖雄氏の墓碑は京都北山の功運院にある。また、土方家の墓地は東京湯島の麟祥院と高野山奥の院にも存在する。なお、12代雄永は神葬の為、墓地はない。
外様大名で、これだけの大きい藩主の墓碑が残るところは珍しい。
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