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梅毒について
更新日:2023年7月7日
全国で梅毒が増加しています!
梅毒は、性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによってうつる感染症です。令和4年、全国での梅毒報告者数は12,964人(速報値)で過去最多となりました。同じく三重県でも、令和4年の報告者数は過去最多の92人となっています。年齢・性別では、男性は20~50代、女性では20代が多く報告されています。
梅毒は、早期の薬物治療で完治が可能です。検査や治療が遅れたり、治療せずに放置すると、脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。時に無症状になりながら進行するため、途中で治療をやめてしまわないことが重要です。また、完治しても感染を繰り返すことがあるため、再感染の予防が必要です。
◎梅毒の症状について
第1期 (感染後約3週間)
感染が起きた部位に硬いしこりができることがあります。また、股の付け根の部分のリンパ節が腫れることがあります。痛みがないことも多く、治療をしなくても症状が自然に軽快しますが、体内から病原体がいなくなったわけではないため、他の人に感染させる可能性があります。
感染した可能性がある場合、この時期に梅毒の検査が勧められます。
第2期 (感染後数か月)
治療をしないで3か月以上経過すると、病原体が血液によって全身に運ばれ、手のひらや足の裏、体全体に、赤い湿疹がでることがあります。小さなバラの花に似ていることから「バラ疹」と呼ばれています。数週間以内で発疹が自然に消える場合もありますが、梅毒が治ったわけではありません。
アレルギー、風しん、麻しん等に間違えられることがあります。この時期に適切な治療を受けられなかった場合、数年後に複数の臓器の障害につながることがあります。
第3期 (感染後数年)
皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍が発生することがあります。また、心臓や血管、脳など複数の臓器に病気が生じ、場合によっては死に至ることもあります。
先天梅毒
妊娠している人が梅毒に感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こることがあります。
◎検査について
三重県内各保健所にて梅毒検査を行っています。梅毒検査の他に、HIV検査、B型肝炎ウイルス検査、C型肝炎ウイルス検査も行っています、検査・相談は匿名・無料で受けることができますので、住所や名前を知らせる必要はありません。少しでも不安のある方は検査を受けましょう。
【桑名保健所】
検査日時 : 毎週火曜日 13:00~14:30 (祝日・年末年始を除く)
相談日時 : 月曜日~金曜日 8:30~17:15 (祝日・年末年始を除く)
検査方法 : 血液検査
※検査結果をお伝えするため、検査を受けた翌週の火曜日(祝日、年末年始を除く)に再来所が必要です。
問い合わせ先 : 0594-24-3625
詳しくはこちらをご覧ください。
◎関連リンク
- 梅毒について (三重県ホームページ)
- 梅毒が拡大しています。 (厚生労働省ホームページ)
- 梅毒に関するQ&A (厚生労働省ホームページ)
- 梅毒とは (国立感染症研究所ホームページ)
このページに関する問い合わせ先
健康福祉課 健康づくり係
電話番号:059-391-1126
ファクス番号:059-394-3423