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【その他】見性寺 土方家菩提寺

更新日:2017年4月1日

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見性寺の山門
【その他】見性寺 土方家菩提寺

臨済宗、妙心寺派に属し、菰野藩主土方家の菩提寺である。寛永21(1644)年菰野藩主2代雄高が尾張の三霊和尚を招き、土方菩提寺として創建した。

寛文9 (1669)年火災により庫裡が焼失し、享保11(1726)年菰野藩5代藩主土方雄房が本堂、庫裡、山門を再建立する。書院の玄関は菰野出身の名工高木藤造の作である。本堂は禅宗の方丈建築様式であり、山門は豪壮で大名の菩提寺たる格式を備えている。

開山の三霊和尚は臨済初期の高僧で、後に孝明天皇より紫衣と禅師号を賜わっている。2世越伝は黄檗の渡来高僧との往来交流があり、木庵、即非禅師等の書跡がある。また藩主の愛用した旗、屏風、塗盥、塗膳等調度品その他書籍、文献、書画等貴重な文化財が遺されている。

寺域は広く、南西の小高いところに藩主の墓地がある。見性寺には雄豊夫人寄進の梵鐘があり、寛文3(1663)年、京都の鋳物師近藤丹波掾藤久の作になるもので、鐘銘は2世住職越伝の撰文であり、戦争中の供出にも危うく難を免れて保存されている。

また、境内にある西国八十八ヶ所は、大正8(1919)年に設けられた。毎年春4月の弘法祭りは多くの参詣者で賑わう。
 

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