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【その他】九品寺六地蔵

更新日:2017年4月1日

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六地蔵
【その他】九品寺六地蔵

この石地蔵は九品寺の本堂の南側、壇の上に祀られている。花崗岩で作られ、六角の面に仏像が刻まれている。石の表面は風化して尊容も定かではない。笠と台石に当る部分は後補のものである。形状は石燈籠の火袋(灯篭の火を灯すところ)に似ているが、石幢の部類に属するものである。この種の石造六地蔵は三重県下、特に伊賀地方に多く遺されている。

六地蔵はもと田光城の上にあった清安寺に祀られていたが、信長の兵火に罹り寺が滅亡したので、里人によって多比鹿神社前の郷倉横に安置されていたのを、九品寺境内に移したものである。

九品寺は浄土宗に属するが、もとは集落の西はずれにあった密教系の寺であった。今はその古跡に記念碑が建てられており、現在の場所に移ったのは室町末期頃と言われている。寺の由緒によると、日永六呂見の観音寺に浄土門の鎮西上人巡錫のとき、この寺の住僧がその門に入り、念仏弘通の浄土宗の教化を受け、その縁により山号も十念山と号し、九品寺を再興した。
 

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