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【その他】福王神社

更新日:2017年4月1日

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 福王山に建つ福王神社
【その他】福王神社

国道306号線田口集落から西へ約2km、福王山の山麓、杉の巨木が高く空にそびえる森厳の中に神社はある。祭神は毘沙門天を祀っている。毘沙門天は別名多聞天ともいう。

社伝によれば、敏達天皇5(576)年、百済から経文、僧、仏工を献上の折、来朝した仏師安阿弥が勅を受けて毘沙門天を刻んだという。後に聖徳太子の命により福王山に毘沙門天を安置し、国の鎮護と伊勢神宮の守りとしたと伝えられる。

福王の毘沙門堂は元桑名京町の北側、職人町にあったものを慶長年間(1596~1614)、桑名が町割りのとき、ここへ移したものといわれている。

福王山はまた、天狗信仰にまつわる伝説の多いところで、頂上はかなり広い平坦なところがあって、里人はそこを「天狗の踊り場」と呼んでいる。昔、堂付近を通ると天狗が危害を加えると言って恐れた為、桑名藩主松平定綱はこれを憂い、付近の木を多く伐り払ったところ、何の障りもなくその後は木こりも通れるようになったという。この福王山は桑名藩のご用林となり、杉、もみを植林し、藩の山番小屋が設けられ、その跡が長助屋敷として名が残っている。現在は国有林として森林管理署の所管になり杉の造林が盛んに行われ、美林となっている。

桑名藩ご用林当時は保護されて杉、もみの巨木が福王山一体にあったが度々の山火事によって焼失した。現在、境内に残っているもので太子杉と呼ぶ巨木があり、幹周が6.63mもある。社務所の裏には千段杉と呼ばれる樹齢400年の古木がある。またかつては境内入口近くに天狗杉と呼ぶ巨木があったが、枯れてしまい今はない。

福王神社の玄関である田口のバス停前には、文政年間(1818~1829)建造の石造りの燈籠と唐獅子、各2基あり、大正年間(1912~1925)に建造の大鳥居は見事なものである。また、参道の傍らにある石の道標には和歌等が刻まれている。
 

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