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【国指定】田光のシデコブシ及び湿地植物群落

更新日:2017年4月1日

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天然記念物

田光のシデコブシおよび湿地植物群落
【指定日】平成17年3月2日
【所在】大字田光

シデコブシは、3月下旬から4月上旬、サクラの開花に先がけ、細長い花弁が散開したような薄紅色または白色の花を咲かせる。花には、モクレン科植物特有のほのかな香りがある。

田光のシデコブシ自生地は、田光川の支流の湧水を伴う丘陵地の谷筋に位置し、約700mにわたって帯状に広がっている。以前には、支流の水としみ出し水を利用して、小規模な水田が耕作されていたが、現在では完全に耕作放棄され、砂礫層からしみ出した水で湿地化した場所にシデコブシが群生している。

三重県の四日市以北の鈴鹿山麓や、愛知県と岐阜県東濃地域の丘陵地には、100~500万年前に堆積した東海層群と呼ばれる砂礫層や粘土層などが分布している。こうした丘陵上では、砂礫層からしみ出る小規模な湧水湿地が数多く発達している。このような丘陵地や低山地の湿地・沢周辺には、東海地方に固有、または準固有、隔離分布する植物群が生育し、東海丘陵要素植物ともよばれる。シデコブシは、その代表的植物のひとつである。

田光のシデコブシ自生地は、シデコブシがのびのびと生育し、現在も増え続けている。本指定地は、日本でも東海地方にのみわずかに分布するシデコブシや希少な湿地性の植物が、群落を形成して安定的に自生しており、きわめて特異な植物群落といえる。

指定地には、湿地性の植物群落が認められ、ミズギク・イワショウブ・ミカヅキグサなど氷期遺存的な植物のほか、サクラバハンノキ・カザグルマ・サワシロギク・ショウジョウバカマなどの希少植物も見られる。
 

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